2014-05-28

書道家柿沼鬼山氏からの熱〜いコメント!!

『GRAPEVINE ASIA』
スケーターと最初に友達になったのは九州スケボー界の重鎮、イル・オー aka ジュリー君、現在熊本市でオーリーと言うスケートボードショップを経営している、スケート集団「グレイプバイン・エイジア」のリーダーです。
以前僕は東京で暮らしていて、彼がイベントで上京した時、既に友達になっていた熊本出身の映像作家、マッド・マシラム君を介して出会い、仲良くなりました。
僕は前に少しだけスケボーをやった事があったけど、全く才能がなくて、全然上手くならかったので、すぐ辞めてしまいました。でも自分が上手くなれなかった分、スケーターに対する尊敬や憧れを強く持っていたので、スケーターの友達ができて、デザインを通じて仲良くなれた事が凄く嬉しかったのを、今でもはっきりと覚えています。
彼と道を歩いている時など、いつの間にかあっという間にビューンと滑り出し、花壇の渕にぴょんと乗ったと思ったら、後ろのタイヤだけでバランスをとり、ジャンプしながらクルッと回って着地し、気持ち良さそうに横断歩道を渡って行く姿を、歩いている僕は、赤になった信号のこっち側から、うわーすげーなーと目を見張り眺めたものでした。あんな風に乗れたらめちゃくちゃ楽しいんだろうなあと、今でも羨ましく感じます。
ジュリー君と知り合ってから、次第にスケーターの友達がたくさんできました。出会う人みんな性格が凄くさっぱりしていて、男らしく、お金とかじゃなく、本当にスケボーが好きで、そのために生きている姿勢を感じ、僕は彼らのマインドとスピリットに大きな影響を受けました。
汗びっしょりになって、時には流血し、草むらに突っ込んで服を汚し、怪我をして痛い思いをしながらも、技が決まったときにはみんなで絶叫して喜び合い、その達成感を共有し、定食屋で大盛りの焼きそばをみんなで食べ、屈託なく笑い合う。なんと微笑ましく、男子らしい風景でしょう。
学校の部活じゃなくたって、オリンピックの種目になくたって、お巡りさんの目の敵にされたって、彼等のカルチャーには間違いなくスポーツマンシップと共通のスピリットを感じるし、ユニホームすらないその自由な日常表現は、アートを学んだ人よりアートを感じます。そして彼等の誠実な姿勢と目的に対する熱意、友達を大切にする心は、辛い時や落ち込んだ時、どれ程僕の励みになり、どれ程僕を勇気付けて来てくれた事でしょう。ストリートからのメッセージはいつも、学校では決して教えてくれない、人として生きる為の大切な何かを教えてくれます。
そんなスケーターの友達からの援護射撃があれば、書道家として書壇での評価なんか全くどうでもいい、むしろ彼らからの友情を誇りに感じているからこそ、僕は今書道をやっていられるのです。
ジュリー君達の様なスケーターと同じ時間を過ごし、同じ感覚を共有出来ることに、僕は生きる希望と深い喜びを感じます。
僕が本当に共闘すべきはこの様な人達であり、これからもその人達の為に出来る最大限の事をして行こうと思います。

ありがとう、チンパン君、百万本のバナナにかえて。

No comments:

↑ TOP